ただいま工事中(2023/01/15現在)
目次
みさと天文台の天の川
月明かりの無いよく晴れた夜空では、肉眼で天の川を見ることができます。
天の川の観察に望遠鏡は不要です。
口径30mm以上で倍率6倍前後の小型の双眼鏡を天の川に向けると、視野に無数の星々が入ってきて、
天体写真を切り取ったような天の川の微細構造が観察できます。その眺めはあまりに美しいので、
子どもさんに双眼鏡を手渡すとなかなか離さない事もよくあることです。
最近は、天の川を見たいというお客様が増えています。
学校や地域の団体様はもちろん、カップルで満天の星を楽しんだり(星空デート)、軽装備で星空の写真にチャレンジされる方もよくお見かけします。
お子さんの夏休み、お誕生日などに満天の星空と天の川をプレゼントするという素敵なご家族もいらっしゃいます(ただし、月明かりの有無に注意してください)。
以下の全天写真は冬の夜空で、中央を横切る明るい帯が、淡い事で知られる「冬の天の川」です。
さすがに冬の天の川は肉眼では控えめな見え方ですが、濃い事で知られる「夏の天の川」は実によく見えます。
なお、写真と肉眼とでは見え方が異なり、それぞれに良さがあります。
夜空には、双眼鏡で見ると最高に美しい天体がいくつもあります。
以下の写真にも、すばる、アンドロメダ銀河、プレセペ、二重星団、オリオン大星雲などの双眼鏡向けの天体が写っています。
月よりも大きいこれらの天体、どこにあるかわかりますか?
低倍率の双眼鏡(安価なものでOK!)をお持ちいただき、これら夜空の秘宝を探してみてください。
探し方は、フレンドリーな天文台職員にお尋ねください。
画像をクリックすると、天の川の写真コーナーがご覧いただけます。
みさと天文台マップ
現在工事中
撮影:みさと天文台
大型望遠鏡
105cm大型望遠鏡とみさと天文台公式専属モデル“りなちゃん&さきちゃん”
撮影:白樫佑将(写真家・みさと天文台友の会)
撮影協力:紀美野町立毛原小学校の皆さん
和歌山県下最大の口径105cm(f=8168mm,F7.8)純カセグレン式反射望遠鏡(西村製作所 製)。赤道儀+トラス式鏡筒の大変珍しい望遠鏡です。
主鏡・副鏡は日本一の研磨技術者として有名な苗村氏(「現代の名工」「黄綬褒章」受賞)の手研磨による超高精度鏡です(T.N.M.846)。この望遠鏡の主鏡は苗村氏によるものでは2番目に大きく、貴重な文化財でもあります。
星がみえる日の星空ツアー
NeXTでは、実際に望遠鏡を覗いて星をご覧いただきます。「夜空が暗い」「大口径」2つの条件を満たしているため、特に星雲・星団を美しく観ることができます。惑星観測用に直径28cmの口径絞り装置を備えており、口径28cmF29屈折望遠鏡と同等のシャープでハイコントラストな月面・惑星像が得られる事も特徴で、好条件下では500倍を超える倍率で観察いただきます。
口径25cmF10シュミカセ、口径15cmF12屈折、口径7.5cmF6.7屈折を同架し、明るく大きめの天体もカバーします。
星空ツアーNeXTについての詳細は、営業案内をご覧ください。
スペック
- 種別:純カセグレン式反射望遠鏡(西村製作所 製)
- 口径:1050mm
- 焦点距離:8168mm
- F値:7.8
- 竣工年:1995年
- ドーム径:約9m
プラネタリウム棟「宙の学び舎(そらのまなびや)」
令和3年7月に新設したプラネタリウム棟「宙の学び舎(そらのまなびや)」ではプラネタリウム・ライブ解説や全天周映画の上映を行っています。
座席のないフルフラットの室内となっておりますので、参加人数の少ない時は寝転んで見られます。
詳細は、営業案内をご覧ください。
平成22年3月から令和2年まであったプラネタリウム「夢宙空間」はリニューアルに伴い撤去しました。
スペック
- 種別:デジタルプラネタリウム VIRTURIUM X(五藤光学研究所 製)
- ドーム径:8m
- 座席数:なし(フルフラットのため、50人程度は収容可能)
- 竣工年:2021年7月
3Dシアター
平成19年7月より登場した3D上映設備が令和2年7月にプロジェクターをリニューアル!
最先端の研究成果をもとにCGによるリアルな立体映像で、月、惑星、太陽系、恒星、銀河系、何億光年彼方の銀河までの宇宙旅行へご案内します。3D映像のため、本当に宇宙に旅行しているような気持ちになれます。
詳細は、営業案内をご覧ください。
小型望遠鏡
様々な鏡筒(屈折式・反射式; 口径6~30cm、6cm太陽望遠鏡)と架台(小型赤道儀・中型赤道儀・経緯台)を所有しています。
105cm大型望遠鏡では向けられない高度の低い天体を観る場合、多人数の観望会、イベント、出張観望会、団体に対する特別対応、お客様の望遠鏡に関する個別相談などで使用します。
現在、月の館にて、数台を常時展示しています。
望遠鏡に関する個別相談の詳細については、
営業案内をご覧ください。
8m電波望遠鏡
宇宙空間の水素ガスが放つ波長21cmの電波を受信して、銀河の地図や星の動きを探ります。
研究・学校教育専用でみなさんには観測頂けません。予めご了承ください。
スペック
- 種別:電波望遠鏡
- 口径:8m
- 周波数:1.4GHz(波長21cm)
- 竣工年:1998年3月
空の庭
大阪から車で2時間圏内の場所では、これ以上を望むのは難しいくらいの広大な視界と夜空の暗さを誇ります。
芝が広がる庭に寝転がり、ゆっくり眺めるのも素敵です。月明かりのない晴天の夜には
天の川もご覧いただけます。
ただ、夜風の冷たさと夏場の虫にはご注意ください。
ベランダ
星の塔、最上階の屋外にあるベランダです。みさと天文台で一番、見晴らしの良い場所です。
このページのフッターのパノラマ写真はこのベランダから撮影したものです。
昼の催しの合間や星空ツアーにて立ち寄りいただけますので、その眺めを楽しんでみてください。
受付
星空ツアーのチケットや天文グッズが購入が出来ます。また営業案内、星・望遠鏡の質問・相談などもこちらでお伺いします。
天文グッズは、キーホルダー、ポスター、下敷き、星座早見盤、切手、簡易天体望遠鏡、星空観察用の双眼鏡などを扱っています。
駐車場(第1・第2・第3)
第2・第3駐車場をお使いください。駐車場から主要施設まで少し歩く必要がありますが、これは乗用車のヘッドライトが星の観望の妨げとならないよう配慮しているためです。
体の不自由な方や歩行困難な方は、営業案内をご覧ください。
月の館(本館)
星や宇宙の展示物(光電子増倍管、小型望遠鏡、「宇宙図鑑」)をご覧いただけます。受付、カフェコーナー、3Dシアター、車イスで利用可能なお手洗いがあります。定期の催し(星空ツアー NeXT、プラネ、3D)はすべてここからご案内します。
星の塔
105cm反射望遠鏡や見晴らしの良いベランダなどがある建物です。
エレベータはございません。上り下りは階段をご利用いただきますので、ご了承ください。なお、歩行困難な方は事前にお電話いただくとスムーズに対応できます。
土足厳禁ですので入口をお入り頂いたらスリッパへお履き替え下さい。
みさと天文台の夕陽
みさと天文台は遠くの山にぐるりと囲まれつつも、 標高約400mと少し高い位置にあるため、夜空の暗さだけではなく、視界も良好です。 特に西側の山が低いため、毎日色彩が変化する美しい夕陽の見所でもあり、和歌山県の朝日・夕陽100選に選ばれています。
ただし、太陽は低い位置にあっても、望遠鏡、双眼鏡、カメラのファインダー、裸眼、いずれも直視するのは非常に危険です。絶対に太陽を直視しないよう、お願いします。
みさと天文台について
- 住所:和歌山県海草郡紀美野町松ヶ峯180(N34°8'40.311",E135°24'22.158")>
- 標高:約400m
- 開館:1995年(平成7年7月7日世界時間7時)
- 設計:上田篤都市建築研究所
- 施工:株式会社竹中工務店
- 延床面積:既存建築・天文台(星の塔)278.15 、総合案内施設(月の館) 233.52屐▲廛薀優織螢Ε狹(宙の学舎)149.45